乳がんの検診はいつ、どんなタイミングでするべきなのか内容を確認して、自分にあった検診を受けましょう。私は大丈夫。と思っていても9人に1人がなる乳がん。自分のために、周りの大切な人のために、検診に行く習慣をつけましょう。
視触診は医師が乳房にしこりや変形、陥没、分泌物、
リンパ節のはれがないかをチェックします。
しこりを見つけることで、がんを発見する可能性があり、針を刺したり薬を使用しないという点に関しては、身体には負担がかかりません。
視触診だけでは、早期の小さな乳がんを十分に発見することができないので、マンモグラフィや超音波検査と併用することが前提です。
※自治体や職場の保険によっても変わります。
詳しくは各医療機関へ問い合わせください。
超音波検査は、人間の耳には聞こえない音を機械から発し、臓器に音を当てて返ってくる反射の様子を画像にしているものです。超音波を出す器具を直接乳房に当てて動かし、写し出された画像を見ながら診断を行ないます。超音波は数ミリの手に触れないしこりを見つけ出すことができます。
放射線被ばくを避けたい妊娠中の方、若年の方、乳房の圧迫に耐えられない方、強い乳腺症などで良好な撮影ができない方、高濃度乳腺(デンスブレスト)の方などに超音波検査が適しています。
検査は痛くなく、放射線や薬を使わないので、身体への負担は軽いです。
現在のところ、検診において死亡率減少効果があったと科学的に証明されているわけではありません。
※自治体や職場の保険によっても変わります。
詳しくは各医療機関へ問い合わせください。
マンモグラフィは、特に初期症状の1つである石炭化や腫瘍などを写し出すことが得意です。
乳腺の石灰化が問題になっている方、閉経後で乳腺が萎縮し、その代わりに乳房の多くが脂肪に置き換わっている方などは、マングラフィが適しています。市区町村で行われている乳がん検診では、40才以上の女性が2年ごとにマンモグラフィを受けることになっています。
早期乳がんの唯一のサインである、ごく小さな石のような石灰化を鮮明に写し出せるのが大きな特徴です。
マンモグラフィは乳腺の全体像を写し出すので、左右を比較して診ることができます。
また、過去のフィルムと比較することによって、組織の微妙な変化をとらえることができます。
閉経後で乳腺が萎縮し、その代わりに乳房の多くが脂肪に置き換わっている方は、マンモグラフィが適しています
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マンモグラフィは放射線被ばくがありますが、1枚の撮影で受ける放射線の量は、東京からニューヨークへ飛行機で行くときに浴びる自然放射線(宇宙線)とほぼ同じ量です。
また、若い女性、乳腺濃度が高い(デンスブレスト)女性などでは、乳腺組織が真っ白に映ってしまい、初期の乳がんを見つけにくい場合があります。その場合は、乳房超音波検査との併用をおすすめします。