すいみんコラム
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    ■すいみんコラム 

    毎日を充実させる睡眠の法則㉘

同じ行を2回読んだら脳は眠っている!?

仕事中に起こるうっかりミスの正体は?


文章を読んでいるときに、同じ行を2回読んでしまう・・・、
ということはありませんか?
なんだか文字が頭に入ってこない、という感覚で、
このときすでに、脳は眠っています。

vol28_マイクロスリープ
パソコンのキータッチのミスを繰り返したり、
人の名前の漢字を読み間違えたり、
頭に浮かんでいることと違うことをしゃべってしまったり。

自分では「あれ?」と異変に気付いていますが、
周りの人には気づかれていない、ちょっとしたミスです。
これは、マイクロスリープと呼ばれる現象です。

ほんの数秒注意が途切れるマイクロスリープ


マイクロスリープとは、2~7秒程度の
ちょっとした隙に眠ってしまい、注意が途切れる現象です。
その間、眠っていたという自覚はないので、
何をしていたかを答えることもできますが、
50%以上の確率で何らかのミスをしています。

マイクロスリープは、適切に睡眠がマネジメントできていないと
生じます。

私たちは、仕事中に眠くなることがあります。
ただ、仕事中は、眠ることなく眠気をやり過ごします。
脳にとって眠気とは、それ以上働けないので一旦シャットダウンして、
メンテナンスをします、というサインです。

それにも関わらず、仮眠をせずに仕事を続けていると、
脳は、それに割り込むようにして睡眠を挟み込みます。
これがマイクロスリープだと考えられています。

マイクロスリープは、仕事における安全管理にも
とても重要な役割を持っています。

例えば、業務で車を運転する人たちに話を聞くと、
道路標識を見て「もうここまで来ていたか」と気づいたり、
右折するはずの交差点を過ぎてから気づいたり、
というマイクロスリープのサインがあります。

この時点で「自分の脳はそろそろ仮眠をとらないとミスをするな」
と判断して、⑥「午後の眠気を何とかしたい!」でお話しした、
計画仮眠をとることができると、
実際の目に見えるミスを防ぐことができます。

脳は、情報を伝達する内臓のようなものですが、
眠くなったということは、
情報を伝達するたんぱく質がリン酸化して、
情報伝達能力を失ったということです。

マイクロスリープのサインをキャッチしたら、
躊躇なく計画仮眠をとって、
脳が安全に業務をこなせるようにしてみましょう。

菅原洋平 菅原洋平

作業療法士。ユークロニア株式会社代表。アクティブスリープ指導士養成講座主宰。国際医療福祉大学卒。国立病院機構にて脳のリハビリテーションに従事したのち、現在は、ベスリクリニック(東京都千代田区)で薬に頼らない睡眠外来を担当する傍ら、生体リズムや脳の仕組みを活用した企業研修を全国で行う。その活動は、テレビや雑誌などでも注目を集める。主な著書に、13万部を超えるベストセラー『あなたの人生を変える睡眠の法則』、10万部突破の『すぐやる!行動力を高める科学的な方法』など多数。

あなたの人生を変える睡眠の法則
著書:あなたの人生を変える睡眠の法則

イラスト/菅原洋平
※この記事の内容について、株式会社ワコールは監修を行っておりません。
※この記事に含まれる情報の利用は、お客様の判断と責任において行なってください。

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