春夏秋冬の四季をさらに分割した「二十四節気」。移りゆく気候や気温、草花の生育、季節の行事…。こうした季節のものごとに囲まれて、私たちの暮らしや健康は成り立っています。
季節の流れとともに暮らすことは、自身をいたわり、養生*することにもつながります。
節気を意識して、少しだけ丁寧に暮らしてみませんか。
*養生:生活に留意して健康の増進を心がけること
「二十四節気」とは、中国発祥の季節の移り変わりを示す指標です。
古くから日本でも採用され、季節行事や暮らしの知恵も二十四節気にそって多く実践されています。
【たいせつ】
寒い地域では本格的な大雪が降る「大雪」。12月7日頃からで、自然界の動物と同様、人のからだも冬を乗り切るためにエネルギー節約モードに入ります。
手足が冷えたり、抜け毛が目立ったりするのはそのためで、冬ならではの現象です。
大事なのは、からだを温めること。冷えやすい首元にはマフラーやネックウォーマーを。シャワーが習慣の人も、冬は湯船につかり(40℃前後のお湯に15〜20分)、全身の循環を促しましょう。
おなかが冷えやすい人は、ストレスで内臓の血流が悪い可能性もあり。全身の冷えや老化につながってしまう前に、おなかまわりのマッサージを習慣に。