春夏秋冬の四季をさらに分割した「二十四節気」。移りゆく気候や気温、草花の生育、季節の行事…。こうした季節のものごとに囲まれて、私たちの暮らしや健康は成り立っています。
季節の流れとともに暮らすことは、自身をいたわり、養生*することにもつながります。
節気を意識して、少しだけ丁寧に暮らしてみませんか。
*養生:生活に留意して健康の増進を心がけること
「二十四節気」とは、中国発祥の季節の移り変わりを示す指標です。
古くから日本でも採用され、季節行事や暮らしの知恵も二十四節気にそって多く実践されています。
【こくう】
春の最後の節気で、4月20日頃から始まります。穀物や草木の新芽を育てる雨が降ることから、「穀雨」とつけられました。
草花にはよい季節ですが、高い湿度はからだに不調を招くことも。
体内の循環がうまくいかず、からだが重だるくなったり、むくみを感じたりしていませんか?
そんなときは、水分コントロールをしつつ、胃腸をいたわって。特に冷たい飲み物のとりすぎには、要注意です。
また春の疲れから、からだばかりでなくこころまでも不調を起こしがち。
軽めのストレッチや散歩を習慣にして、ふだんの頑張りをゆるめましょう。
全身の循環を促して、軽やかなからだづくりを目指して。