タイプに応じた、女性のセルフケアを応援する生活のヒントをお伝えします。
四季の移ろいに合わせて、必要なものを取り入れるという「養生」*の考え方を知り、からだとこころをととのえていきましょう。
*養生:生活に留意して健康の増進を心がけること
3月は、物事が本格的に動きだし、さまざまな変化によって疲れやストレスも感じやすく、からだに負担がかかりやすい時期です。
つい頑張りすぎてしまうSunタイプさんは、この時期は知らない間にストレスを溜めがち。普段以上にリラックスを心がけてくださいね。
ゆったりとしたテンポの曲を聴いて落ち着かせたり、寝る1~2時間前に38~40℃前後のぬるめのお風呂に15分ほど浸かって体温を上げてリラックスさせるとともに、眠りやすい状態を作りましょう。
3月は春の中盤。からだを本格的に動かす時期です。からだの動きが活発になると、その分エネルギーも必要になります。からだの循環を良くして、隅々まで栄養を届ける準備をしましょう。
そのためにも、まずは全身の筋肉をゆるめることが大切です。特に春は、首周りのコリが強く出ます。痛気持ちいいところまで首を左右に横に倒したり、首をゆっくり回してコリをほぐすなど、首のストレッチを行ってみてください。首のコリによって、血液の循環が妨げられないように、1時間に1度程度ストレッチを行うように心がけましょう。
‟春は首のコリに注意して。
からだ中に栄養やエネルギーが行き届くようストレッチを。”
3月のおすすめ食材は、にんじんです。
にんじんは視力を向上させるβーカロテンが豊富。また、鼻や喉の粘膜を健康に保つ作用もあります。
柔らかな葉は根部より高い栄養素があるので、手に入ればぜひ食べてみてください。
また、秋冬に溜まったからだの毒素を排出する働きを持つ筍やアスパラガス、タラの芽などの「芽の食材」もおすすめ。
「婦人科の要薬」と言われる、よもぎは、肩こりや月経痛などの改善にも効果的です。おやつ感覚でよもぎ餅を食べるのもいいですね。
‟βーカロテン豊富なにんじんは、さっと火を通したサラダで。”
春は1年の始まりです。寒さでこり固まったからだをほぐし、活動する準備を始めましょう。
まずは、全身の筋肉にエネルギーを届けるイメージで、ゆったりと呼吸をしてください。その際、筋肉のかたさを感じるところがあれば、エネルギーが届いていないかもしれません。
そんなときは、ツボを押して筋肉をゆるめながら、からだの隅々までエネルギーを届けるようにしてみましょう。
そうすることで自律神経が徐々にととのい、からだのスイッチが「ON」に。
春のスタートが気持ちよく切れるように、定期的にからだを動かしてみましょう。
‟呼吸とツボ押しで筋肉をほぐす。
鼻から吸って口から吐く呼吸を心がけて。”