タイプに応じた、女性のセルフケアを応援する生活のヒントをお伝えします。
四季の移ろいに合わせて、必要なものを取り入れるという「養生」*の考え方を知り、からだとこころをととのえていきましょう。
*養生:生活に留意して健康の増進を心がけること
12月は冬もいよいよ本番。寒さで普段より活動量が減ると代謝や筋力が低下しているかもしれません。寒い時期も積極的に動くように心がけましょう。
つい頑張りすぎてしまうSunタイプさんは、日々のストレスを感じやすいので、緊張や興奮時に活動する交感神経が活発になり過ぎているかもしれません。
副交感神経の活動を高めるためにも、腎臓周辺のマッサージがおすすめ。両手をグーにして、服の上からおへそのすぐ横に押し当て、上下に動かしてもみほぐしましょう。
※この刺激方法は、刺激が強いほど効果があるわけではありません。自分の体調と相談しながら、無理のない範囲で試してみてください。
12月は、冬の中盤。朝晩の冷え込みよりからだが凝り固まりやすい時期です。
からだの硬さはこころの硬さと関連しているため、定期的にからだをあたため、ゆるめるように意識してください。
おすすめは、左右のわき腹あたりにある腰方形筋のストレッチ。
お風呂上がりに背筋を伸ばして座り、伸ばしたい腰方形筋と同じ側の手をまっすぐ上げて、痛気持ちいいところまで反対側に倒れ、5秒ほど伸ばし元に戻ることを10回繰り返してください。
腰回りの筋肉がゆるむと共に深い眠りが得られるでしょう。ぜひ、お風呂上がりの習慣にしてくださいね。
‟バスタイムの後に腰のストレッチを。
からだがゆるむと、こころもほぐれていく。”
12月のおすすめ食材は、エビです。
ぐっと寒さが深まるこの時期は冷えを感じやすくなるため、からだをあたためる性質をもつ食材を摂ることが大切です。
エビは、ニラやにんにくと一緒に炒めてチャーハンにすると足腰の冷えや疲労回復に◎。
また、豆界のスーパースターである黒豆は完全栄養食品でおすすめです。
血流を促進してむくみを改善、さらに抗酸化作用の強いアントシアニンが豊富で、エイジングケアの効果が期待できます。おせち料理としてだけでなく、年中食べてほしい食材です。
‟寒さで滞ってしまう血流。
からだをあたためる食材をたっぷり摂って、巡りのいいからだに。”
冬は今まで続けてきたことを、コツコツと繰り返していく時期です。
Sunタイプさんは、エネルギーがからだの中心に集まりがち。
この時期はいつもよりからだが固くなっているのを感じることはありませんか?
運動をする時には、すぐに動くのではなく、筋肉を揺らしながらからだを緩め、リラックスした状態から動き始めましょう。
なお、からだの芯からあたためるために、ゆっくりとした動きと共にしっかりと息を吐きながら動かすことが大切です。
動きに慣れてきたら呼吸に意識を向け、動きと共に強く息を吐けるようになるとからだもあたたまり、体幹の筋肉が鍛えられ、からだの中心が鍛えられますよ。
‟冬の運動は、全身をリラックスした状態で動き始めることが大切。”