2025.11.01

幸せな眠りにみちびく わたしに合ったナイトケア

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#睡眠 #ナイトケア #YojoCheck #Sun #Air #Water

紅葉が華やかに彩る季節…日中の寒さには少し慣れてきたけど

「夜は寒くて寝つきにくい」「夜中に目がさめて朝まで熟睡できない」

という日が増えていませんか?

東洋医学では11月は冬の始まり。

からだを冷えから守って、

朝まで心地よく眠れる環境づくりが大切な季節です。

今月は、そんな自分のからだに合った眠り方のコツをお届けします。

快眠のカギは温度と湿度

寝室の温度が低すぎると、

体が冷えて寝つきがスムーズにいかないことも。

快適に眠るために保ちたい室温は1520℃くらい。

寝る前に部屋を少しだけ温めておくと、眠りにつきやすくなりますよ。

そしてもうひとつ大切なのが湿度。

乾燥すると、寒さを感じやすくなる上に、

のどや鼻の粘膜が傷つきやすくなります。

濡れタオルや洗濯物を部屋に干しておくだけでも空気は潤います。

眠りの質が上がる湿度は50%くらい。

温度も湿度も“ほどよくキープ”が快眠のコツです。

寝具えらびも、ぐっすり眠るためのポイント

軽くて体にフィットする布団は寝返りがしやすく、

熱を逃しにくいのでおすすめです。

めぐりもととのい、寝起きのスッキリ感も期待できますよ。

毛布と綿布団を合わせるなら、毛布は内側に。

温まった空気を逃しにくくなって、より快適に眠れます。

電気毛布は、つい朝までつけっぱなしになりがちですが、

体温が高いままだと眠りが浅くなってしまうことも。

寝る前にスイッチを切って、自然な体温の変化をうながしましょう。

ここからは、あなたの体質に合った“快眠ナイトケア”をご紹介します。

ナイトケアに進む前に…

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Sunタイプ:温かい飲み物でホッと一息

がんばり屋さんで、からだが緊張しがちなSunタイプのあなたには、

寝る1~2時間前のホットドリンクがおすすめ。

カフェインやアルコールの入っていないホットミルクや

ノンカフェインのお茶などで、体を内側から温めましょう。

おやすみ前に体を温めると、体温がゆるやかに下がっていき、

自然と眠りに入りやすくなります。

Airタイプ:リラックス効果のある食品をひと口

生活のリズムに影響を受けやすいAirタイプのあなたには、

リラックス効果のある食べものやドリンクがおすすめ。

例えば、最近コンビニでもよく見かけるGABA(ギャバ)食品には、

興奮をおさえてリラックスさせる効果が。

麦茶やルイボスティーなどの飲みものにも含まれるマグネシウムには、

神経の働きをととのえ、筋肉をやわらげて

スムーズな眠りにみちびく効果が期待されています。

Waterタイプ:からだをゆるめるストレッチ

つかれやすさや冷えが気になるWaterタイプのあなたには、

軽いストレッチやマッサージがおすすめ。

寝る12時間前に510分ほど、からだを動かしながらゆるめることで、

体温も上がって、眠りにつきやすくなります。

お風呂の中で足をもんだり、筋肉をほぐしたりするのも効果的。

からだのめぐりもととのって、より深い眠りにつながります。

あたたかく、心地よく眠るために

冬の夜は、ちょっとした工夫で“眠りの質”が、ぐっと変わります。

寝室の温度や湿度、快適な寝具や自分のタイプに合った習慣を取り入れて、

からだもこころもゆるむような、幸せな眠りを手に入れましょう。

伊藤 和憲(いとう かずのり)

鍼灸師 / 明治国際医療大学 鍼灸学部長・教授
鍼灸学医学博士・日本養生普及協会会長・日本疼痛学会理事。明治国際医療大学鍼灸臨床部長を務める。
慢性疼痛に対する鍼灸治療、東洋医学的な健康観である養生学の第一人者であり、
『今日からはじめる養生学』(集英社インターナショナル)など著書多数。
東洋医学に基づき、現代女性のための心身のセルフケア指導も行うなど活動は多岐にわたる。
*YojoCheck / Yojoコツ / 1日の過ごし方 / 二十四節気の過ごし方 を監修