#布製パンティライナー #パンティライナー #おりものシート #開発秘話
語り/一場 綾(MD)、杉野木綿子(デザイナー)、山本京香(EC担当)
女性のセルフケアを応援する
「YOJOY」(ヨジョイ)から生まれた「布製パンティライナー」。
2025年6月の発売直後から、SNSなどで大きな注目を集めています。

生理期間以外の「おりもの期間」は1か月の約4分の3。
日々の揺らぎに寄り添う新商品に込められた、開発者の想いをひもときます。
「おりもの」は健康のバロメーター
――まずは、「YOJOY」でパンティライナーをつくったきっかけを教えてください。
一場 「YOJOY」は、女性社員によるフェムケアプロジェクトから誕生し
『私がととのう。私がよろこぶ。』をコンセプトにしています。
「女性のヘルスケアについて当たり前に話せる世の中を少しずつ広げていきたい」
そんな思いから生まれました。

一場 YOJOYは月経周期のからだやこころの状態に合わせた下着選びを提案していますが、
あまり注目されていないのが『おりもの』。
みなさん経血は気にされますが、「おりもの」も健康のバロメーターとして見てほしい。
「おりもの」を見ることで、からだの状態が分かる大切なものなんです。
そのため「おりもの」をチェックしやすいように、あえて真っ白な生地で、
パンティライナーを開発しようということになったんです。

杉野 ワコールでは布同士を無縫製で接着する技術があり、
この技術を活かせば、薄くて画期的なパンティライナーが作れるんじゃないかと
ワクワクしました。

薄さ、肌ざわり、ここちよさの追求
――開発で大変だったことは?
一場 とにかく薄さ、肌ざわり、ここちよさで、すべてにこだわったので、
企画から販売までに1年半もかかりました。
おりもの用という形で、これほど薄くてコンパクトに作ったのは
ワコール内で初めての商品です。
▼iPhone15PLUSと比較、大きさはほぼ同じで長さは約17cm▼

杉野 一番苦労したのは、やっぱりショーツへの固定方法ですね。
「YOJOY」のパンティライナーには、
はずすときに音が鳴らない特殊な固定テープを採用していて、
ワンタッチでさまざまなショーツにつけられるんです。
ズレにくさも維持しながら、はがすときに布を傷めないようにする塩梅が本当に難しかった。

山本 その努力の結果、お客さまから「肌ざわりもよく、つけていることを忘れるほど」、
「ボクサータイプのショーツにも簡単につけられて嬉しい」と喜んでいただいています。


一場 さらに、モレを防ぐ設計も工夫しました。
作る手間が増える分、コストもかかってしまうのですが、
普段使いで気軽に使っていただけるよう、工程の工夫を重ね、
2枚で税込1980円に抑えることができました。
――他にも、オススメポイントがあれば教えてください。
杉野 ワコールのお客さまは下着を大切にしている方が多いので、
おりもの対策だけではなく「ショーツの汚れを防いで、長く使いたい」という方にも、
ぜひ使っていただけたら嬉しいです。


杉野 いちクリエイターの気持ちとしては、
お客さまも気づいていないモヤモヤを見つけて、解決できるようなアイテムを作りたい。
そして、「“YOJOY”だから、こんな素敵なものが生まれるんだ」
と感じていただけると本当に嬉しいですね。
いかがでしたか?
布製パンティライナーはワコールウェブストアでお買い求めいただけます。