まずは、ワコールの歴史から ワコールのはじまりはブラジャーのはじまり?

1946年 ワコールのはじまり(創業)

1946年 ワコールのはじまり(創業)
ワコールの創業者:
塚本幸一
(つかもとこういち)

ワコールをつくったのはこの人。
第二次世界大戦から生きて帰ってきた塚本幸一が
「生かされ与えられた人生を、
世のため、人のためにつくそう」

と考え、
「女性が美しくしていられる社会こそ
平和な社会」

平和で豊かな社会が未来へながく
続くように

という想いのもと、京都で、事業をはじめます。

はじめは女性のアクセサリーなどを
売りだしました。

当時売っていた
ネックレス
創業当時の会社
社名:和江商事
(わこうしょうじ)

1949年 ブラジャーのはじまり(創立)

このころ塚本は、ブラパットに出会います。

それまで日本では、多くの女性が和服(着物)を
着ていました。
着物はからだの凹凸を出さない方が
きれいにみえるため、
胸にパットを入れる必要がありませんでした。

しかし、戦争が終わって平和になると、
アメリカやヨーロッパからの文化が入ってきて、
洋服が広がり、
スタイルをよく見せるためのものが
注目されました。
洋服は、胸がふくらんでいた方が、
よりカッコよく見えたのです。

はじめは金属のスプリングと布でできた
"ブラパット"を
胸にあてて、
きれいにみせていました。
その後は、今のブラジャーに近い形を開発して、
たくさんつくるようになります。

1950年、京都の百貨店に
ワコールの女性下着売場を
はじめてオープンしました。

1964年 からだ研究のはじまり

日本人と海外の人では、からだのサイズや
とくちょうが
ことなります。

1964年、ワコールは、日本人のからだを
計測して研究する
部門をつくりました。
そこでは毎年約1,000人のからだを測り、
そのデータをもとに、
日本人女性のからだにあう下着を
開発してきました。

今までに、のべ45,000人以上のデータが
保管されています。

まとめ

  • ワコールは、終戦後まもなくして
    できた会社だよ!
  • 『女性が美しくいられる社会をめざす』
    という目標は、創業当時から変わらず!
  • ブラジャーのはじまりは、
    おまんじゅうのようなパットだった!
  • からだの研究は、
    みんなが快適にすごせるように
    今でもつづいているよ。