2025.07.05

わたしファーストな夏にしよう 体に合わせた夏のごはんケア

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ムシムシ、じんわり汗ばむ日本の夏。


「体が少しだるい…」

「なんだか食欲がわかない」

そんな小さな不調、もしかすると「夏バテ」のサインかも。

暑さで自律神経が乱れたり、冷たい飲みものや食べものが増えたりすると、

胃腸のはたらきが弱まり、食欲がどんどん落ちてきます。

すると、食べられないことでさらに元気が出ない、という悪循環に…


そんなあなたに試してほしいのは、食べるものをちょっと変えてみたり、

自分のタイプに合った調理法を試してみたりする「夏のごはんケア」。

今月は、食事を少し整えて、体の内側から元気を取り戻していきましょう。

暑い夏こそ「やさしいごはん」

ついアイスや冷たいドリンクに手が伸びてしまうこの季節。

でも実は、その「ひんやり」が内臓にとってじわじわと負担になっていることも。

そんなときこそ「温かくて、やさしい味」を意識したごはんをとり、

ゆっくりよく噛んで食べてみてください。

それだけでも、つかれた胃腸がふっとゆるまります。

余裕がある日は、消化にやさしい食材を選んでみたり、

汗で失いやすいナトリウムやカリウム、

代謝を助けるビタミンB群の多い食材を選んでみるとさらに効果的。

なかでもおすすめは、かぼちゃ・とうもろこし・大豆などの蒸し料理

素材の甘みがふわっと広がって、つかれた体にしみわたります。

忙しいあなたへ…タイプ別ごはんケア

「バタバタしていて、夏バテ対策まで手が回らない

そんなときは「自分に合ったひと工夫」だけでも大丈夫。

YojoCheck」で、自分の体質タイプをチェックし、

タイプに合った食材をひとつ取り入れるだけでも、きっと体が喜んでくれます。

あなたのタイプは?今すぐ無料で「YojoCheck」!

所要時間は10分ほど。ぜひチェックしてみてください。

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Sunタイプ:酸味でリフレッシュ】

つい力が入りやすく、疲れをため込みやすいSunタイプのあなたには、

トマト・梅・ざくろ・レモンなど「酸味」のある食材がぴったり。

そのまま食べるのが理想ですが、難しい時は料理にお酢やレモン果汁を加えて、

さっぱりした味付けにするのもおすすめです。

酸味が内臓の働きをやさしくサポートしてくれます。

Airタイプ:苦味と仲良く】

生活のリズムが不安定になりがちなAirタイプのあなたには、

ゴーヤ・ピーマン・レタスなど「苦味」のある食材を炒めて食べるのがおすすめ。

苦味は少し苦手という方は、水にさらしたり、

湯通しをしたりしてから使うとぐっと食べやすくなります。

Waterタイプ:辛味で体をぽかぽかに】

体が冷えやすく、エネルギー不足になりがちなWaterタイプのあなたには、

ねぎ・玉ねぎ・大根など「辛味」のある野菜と、肉や魚を合わせた煮物がおすすめ。

しょうがやにんにくなど香味野菜を使った味付けにすることで、食欲も自然とわいてきますよ。

「わたしファースト」な夏にしよう

暑さが本格化する7月。

紹介したごはんケアはもちろん、室温を下げすぎない、軽く汗をかく運動をする、

ぬるめのお湯にゆったりつかるなど、暮らしのリズムも整えていくと、

夏の過ごしやすさがグッと変わってきます。

「今日は蒸し野菜にしようかな」「お風呂、ちょっと長めに入ってみようかな」

そんな「わたしファースト」な選択の積み重ねが、暑さに負けない体を育ててくれます。

今年の夏は、自分のペースで、自分の体を大切にする夏にしてみませんか?

伊藤 和憲(いとう かずのり)

鍼灸師 / 明治国際医療大学 鍼灸学部長・教授
鍼灸学医学博士・日本養生普及協会会長・日本疼痛学会理事。明治国際医療大学鍼灸臨床部長を務める。
慢性疼痛に対する鍼灸治療、東洋医学的な健康観である養生学の第一人者であり、
『今日からはじめる養生学』(集英社インターナショナル)など著書多数。
東洋医学に基づき、現代女性のための心身のセルフケア指導も行うなど活動は多岐にわたる。
*YojoCheck / Yojoコツ / 1日の過ごし方 / 二十四節気の過ごし方 を監修