#養生 #自律神経 #東洋医学 #ホルモンバランス #セルフケア
休むことへの罪悪感
「休んでいる場合ではない気がする」
「何もしていないと落ち着かない」
そんなふうに感じることはありませんか?
現代は、忙しく過ごしていることが良いことのように捉えられやすい時代です。
そのため、身体が疲れていても、休むことに後ろめたさを感じてしまう方は少なくありません。
けれども、休むことは決して怠けることではありません。
疲れを感じるのは、身体が「そろそろ回復が必要ですよ」と知らせてくれているサインです。
その声に気づかないまま頑張り続けると、眠りの質が下がったり、
気分が不安定になったり、身体のこわばりが強くなったりすることもあります。
なんとなく疲れが抜けない。
以前より余裕がなくなった気がする。
そんな変化を感じるときは、身体からのメッセージなのかもしれません。
東洋医学では、疲れすぎることは不調につながる大きな要因の一つと考えます。
休息は、消耗した力を補い、巡りを整えるための大切な時間です。
「休んでもいい」
まずはそう自分に声をかけてみませんか。
自分を休ませる許可を出すことも、立派な養生の一歩です。
回復力と休息
休んでいる時間は、何もしていない時間ではありません。
実はその間にも、身体は回復のためにさまざまな働きを続けています。
眠っているときや、ゆったり過ごしているときには、心拍や呼吸が落ち着き、
緊張した筋肉がゆるみやすくなります。
胃腸や免疫の働きも整いやすくなり、身体は少しずつ本来のバランスを取り戻していきます。
つまり、休息は「動かない時間」ではなく、「回復する時間」なのです。
一方で、忙しい日々のなかで休息不足が続くと、交感神経が優位な状態が長引きやすくなります。
すると、副交感神経による回復のスイッチが入りにくくなり、
疲れが抜けない、眠りが浅い、気持ちが落ち着かないといった状態につながることがあります。
最近、しっかり休めていますか?
活動することと休むことは、どちらも身体にとって大切です。
どちらか一方だけでは、心身のバランスは保ちにくくなります。
また、「休む時間をつくる」と聞くと、まとまった休日が必要なように感じるかもしれません。
けれども、数分間目を閉じることや、椅子に座って肩の力を抜くこと、深く息を吐くことも立派な休息です。
小さな休みを積み重ねることが、回復力を育てることにつながります。
意識的に休む方法
上手に休むためには、疲れてから休むのではなく、あらかじめ休息を日常の中に組み込んでおくことが大切です。
つい頑張りすぎてしまう方ほど、意識的に「休む時間」をつくってみるのもよいでしょう。
例えば、仕事や家事の合間に深呼吸をする。
夕方に温かい飲み物をゆっくり飲む。
寝る前に照明を少し落とす。
それだけでも、身体に「そろそろ休む時間ですよ」と伝えるきっかけになります。
夜は、38〜40度ほどのぬるめのお風呂に浸かったり、軽いストレッチをしたりするのもおすすめです。
好きな香りを楽しむ時間をつくるのもよいでしょう。
忙しい日の夜ほど、頭の中が働き続けてしまうことはありませんか?
そんなときは、眠る直前まで頑張るのではなく、一呼吸おく時間を意識してみてください。
心身が少しずつ休息モードへ切り替わりやすくなります。
また、休み方に正解はありません。
音楽を聴く。
空を眺める。
何もせずにお茶を飲む。
お気に入りの香りを楽しむ。
自分が「ほっとする」「力が抜ける」と感じる過ごし方を選ぶことが大切です。
休むことは、特別なご褒美ではありません。
毎日を心地よく過ごすための養生のひとつです。
頑張ることと同じくらい、休むことも大切にしながら、ご自身に合うペースで心と身体を整えていきませんか。