タイプに応じた、女性のセルフケアを応援する生活のヒントをお伝えします。
四季の移ろいに合わせて、必要なものを取り入れるという「養生」*の考え方を知り、からだとこころをととのえていきましょう。
*養生:生活に留意して健康の増進を心がけること
1月は冬の最後であり、からだをしっかりとあたため、春に備える時期です。
つい頑張りすぎてしまうSunタイプさんは、無理をすることでストレスもたまりがち。不眠やイライラ、こむら返りの症状はありませんか?これらは全身の循環が滞っているサインです。
特に、ストレスがかかるとからだは丸まりやすくなるので、丸まった筋肉を伸ばすようにしましょう。
そのためには胸の前の筋肉を伸ばすために両手を開き、痛気持ちいい程度まで手を開き10秒程度伸ばしたら、斜め上、横、斜め下と角度を変えてそれぞれ5回ずつ行ってみてください。
1月は冬の終盤。1年でもっとも寒い時期です。寒いと、筋肉は硬くなり、交感神経活動が活発になります。
この時期は、からだ全体をあたためてリラックスすることを心がけましょう。からだをあたためるにはお風呂が効果的です。
38~40度のぬるめのお湯に15~20分ほど浸かると、深部から温まります。
一方、41~42度の熱いお湯に短時間浸かる場合は、深部まであたたまらず、交感神経の活動が高まりからだの冷えが強くなってしまうことも。
1日の終わりはお風呂でゆったりとリラックスする時間を作ってみてください。
‟お風呂の温度や浸かる時間によって、からだのあたたまり方やリラックスに違いが!”
1月のおすすめ食材は、鶏肉です。
おなかをあたためる作用のある鶏肉は消化吸収がよく、エネルギーを高めて活動力をつけてくれる食材。
疲れやすさやだるさを改善して体力をつけるにも効果的。
骨付きぶつ切り肉と生姜、昆布だしそしてからだをあたためる効果の高い高麗人参を塩で煮てスープにしても美味。※高麗人参が手に入らない場合はなくてもOK。ただしのぼせる人は控えめに。
また、この時期は身が肥えた牡蠣もおすすめ。「海のミルク」とも呼ばれ、鉄や亜鉛、マグネシウムなど現代人に不足しがちな栄養素をたっぷりと含んでいます。
この時期の牡蠣は、週に1度は食べてほしいくらいの最強食材です。
‟エネルギーを高めてくれる鶏肉料理。
白菜や豆腐と一緒にお鍋でも。”
冬は今まで続けてきたことを、コツコツと繰り返していく時期です。
Sunタイプさんは、エネルギーがからだの中心に集まりがち。
この時期はいつもよりからだが固くなっているのを感じることはありませんか?
運動をする時には、すぐに動くのではなく、筋肉を揺らしながらからだを緩め、リラックスした状態から動き始めましょう。
なお、からだの芯からあたためるために、ゆっくりとした動きと共にしっかりと息を吐きながら動かすことが大切です。
動きに慣れてきたら呼吸に意識を向け、動きと共に強く息を吐けるようになるとからだもあたたまり、体幹の筋肉が鍛えられ、からだの中心が鍛えられますよ。
‟冬の運動は、全身をリラックスした状態で動き始めることが大切。”