タイプに応じた、女性のセルフケアを応援する生活のヒントをお伝えします。
四季の移ろいに合わせて、必要なものを取り入れるという「養生」*の考え方を知り、からだとこころをととのえていきましょう。
*養生:生活に留意して健康の増進を心がけること
3月は、物事が本格的に動きし、さまざまな変化によって疲れやストレスも感じやすく、からだに負担がかかりやすい時期です。
もともとからだの状態と活動量がアンバランスなWaterタイプさんはリズムを意識して運動してみましょう。
1分間に100回のリズム(100ビート)を刻む音楽は心臓の拍動と同じリズムとされており、からだに負担をかけにくいリズムです。
からだのリズムをととのえるためには、この100ビートのリズムでウォーキングをすることがおすすめ。1日15分程度のウォーキングで体内時計をととのえていきましょう。
3月は春の中盤。からだを本格的に動かす時期です。本格始動に向けて、そのための基礎となる体力をつけましょう。特にからだの中心にある体幹を支える筋肉は、からだの安定性や維持に重要です。この時期は、集中的に、腹筋運動や大腿四頭筋など骨盤周りの筋肉強化を心がけてください。
おすすめは、腹筋やスクワット。目安は、1日10〜20回、週2、3回程度です。少しきついと感じるかもしれませんが、これからの1年を快適に過ごすためにも、基礎となる体幹筋を意識してトレーニングしてみてください。
‟体幹を支える筋肉を強化して、基礎体力アップ!
腹筋運動やスクワットが鍵。”
3月のおすすめ食材は、ニラです。
ニラは、β-カロテン、ビタミンC・Eの三大抗酸化ビタミンが豊富に含まれた食材。ビタミンB1の吸収をよくする成分も含まれているので、豚肉やレバーなどビタミンB1の豊富な食材と一緒に炒めていただきましょう。
ただし、のぼせやすい方・高血圧の方は控えめに。
また、秋冬に溜まったからだの毒素を排出する働きを持つ筍やアスパラガス、タラの芽などの「芽の食材」もおすすめ。
「婦人科の要薬」と言われる、よもぎは、肩こりや月経痛などの改善にも効果的です。おやつ感覚でよもぎ餅を食べるのもいいですね。
‟栄養価の高いニラは、三大抗酸化ビタミンが豊富。
豚肉と一緒に炒めていただきましょう。”
春は1年の始まりです。冬の間はからだがかたくなり、体力の低下を感じて何をするにも億劫になりがちです。
まずは首や肩の筋肉をゆるめて、脳にエネルギーが届きやすい状態を作り、からだを目覚めさせましょう。
次に、呼吸をスムーズに行えるように、背骨をさまざまな方向へ動かし胸まわりの筋肉をストレッチします。
胸まわりの動きが良くなると、呼吸がしやすくなり、エネルギーがからだ中に行き渡るので、春の良いスタートが切れます。
‟胸まわりの筋肉を動かして呼吸をスムーズに。
からだを目覚めさせ春の良いスタートを。”