タイプに応じた、女性のセルフケアを応援する生活のヒントをお伝えします。
四季の移ろいに合わせて、必要なものを取り入れるという「養生」*の考え方を知り、からだとこころをととのえていきましょう。
*養生:生活に留意して健康の増進を心がけること
1月は冬の最後であり、からだをしっかりとあたため、春に備える時期です。
生活習慣リズムの影響を受けやすいAirタイプさんは春に向けてからだ全体のエネルギーの流れをしっかりと意識する癖をつけることが大切です。
椅子に座り、心地のよい姿勢で穏やかな呼吸を何度かした後に、深呼吸をして全身の力を抜いていきます。その際に、血液がからだの隅々まで届くにようにイメージしてみましょう。
1月は冬の終盤。1年でもっとも寒い時期です。からだが冷えると、体温を維持しようとして中心に血液を集めようとします。
この時期は特に、からだの中心にある内臓をあたためるように心がけましょう。内蔵をあたためるには食べ物が大切です。
食べ物には、からだをあたためるものと冷やすものがあることは知っていますか?夏が旬のものはからだを冷やし、冬に旬を迎える食べ物はからだをあたためると考えられています。
にんにくやしょうがを使って料理をしたり、かぶや大根といった素材を積極的に摂り入れた食事をいただくようにしましょう。
‟冷えやすくなるこの時期は、からだをあたためる食事を心がけて。”
1月のおすすめ食材は、牛肉です。
牛肉は貧血の改善に◎。赤身に含まれているたんぱく質は消化吸収に優れているので、疲労感の強い日などにいただくと、からだの回復力を高めてくれます。
ただし、脂は血流を停滞させてしまうのでなるべく避けましょう。購入するときはなるべく脂身の少ない部位を選んで。
また、この時期は身が肥えた牡蠣もおすすめ。「海のミルク」とも呼ばれ、鉄や亜鉛、マグネシウムなど現代人に不足しがちな栄養素をたっぷりと含んでいます。
この時期の牡蠣は、週に1度は食べてほしいくらいの最強食材です。
‟「今日は疲れた〜」そんな日は牛肉で決まり。
体力を回復させてパワーをみなぎらせる。”
冬は今まで続けてきたことを、コツコツと繰り返していく時期です。
ですが、生活リズムの影響を受けやすいため、内臓に負担がかかりやすく、寒さでからだが冷えるとその負担はさらに増してしまいます。
深部の筋肉を鍛えてからだをあたため、基礎代謝を上げていきましょう。
運動の際は、腕の振り方や足のあげ方など、普段よりもすべての動きを大きくすることがポイントです。
それだけで使う筋肉量が増えて代謝が高まります。
目安は、運動後に息が上がるくらいまで動くこと。息が上がって多くの酸素が必要になるのは、代謝が高まっているサインです。
‟運動をするときの腕の振り方やあげ方の動きを大きくすることで、代謝アップ。”