タイプに応じた、女性のセルフケアを応援する生活のヒントをお伝えします。
四季の移ろいに合わせて、必要なものを取り入れるという「養生」*の考え方を知り、からだとこころをととのえていきましょう。
*養生:生活に留意して健康の増進を心がけること
3月は、物事が本格的に動きし、さまざまな変化によって疲れやストレスも感じやすく、からだに負担がかかりやすい時期です。
生活リズムの影響を受けやすいAirタイプさんは、忙しくても起床や就寝、3食の食事時間だけは守るよう心がけ、乱れたとしても1時間前後以内に収めるようにしましょう。
また、腸に負担をかけないことも大切です。そのためには、一定のリズムで30回程度かむことで消化を助けてくれるだけでなく、脳を活性化してくれます。
3月は春の中盤。からだを本格的に動かす時期です。活動が活発になると、からだは細かな調整を必要とします。からだやこころの活動モードや休息モードの調整は自律神経が行なっていますが、この時期は、ON・OFFの切り替えがスムーズにできる生活習慣を身につけましょう。起床や就寝、食事や入浴する時間を一定にして、リズムをととのえてください。
朝はラジオ体操やストレッチでからだを目覚めさせるのもおすすめです。寝る前はお風呂に浸かりからだをリセットする習慣をつけて、意識的にON・OFFの切り替えをしていきましょう。
‟ON・OFFの切り替えをスムーズにするライフスタイルで、自律神経をととのえましょう。”
3月のおすすめ食材は、セロリです。
セロリにはたくさんの芳香成分があり、イライラする神経を安定させる作用があります。ストレスで喉が詰まったように感じる人には特におすすめ。
ただし、胃腸が弱い人や冷え性の人は控えめにしてください。
また、秋冬に溜まったからだの毒素を排出する働きを持つ筍やアスパラガス、タラの芽などの「芽の食材」もおすすめ。
「婦人科の要薬」と言われる、よもぎは、肩こりや月経痛などの改善にも効果的です。おやつ感覚でよもぎ餅を食べるのもいいですね。
‟イカやエビと炒め物に。
セロリの独特の香りが、精神を落ち着かせる。”
春は1年の始まりです。寒い冬の間、からだの中心にエネルギーが偏っていた傾向にあるため、呼吸をととのえることで、からだの隅々までエネルギーを届けるようにしてみましょう。
ポイントは、からだの力を抜き、吐くときには奥底にたまっていた古いエネルギーを外に出すようなイメージで呼吸してみてください。
からだ中が新鮮なエネルギーで満たされていく感じがしませんか?
慣れてきたら、呼吸を徐々に早くしていくと、エネルギーの交換がうまくいき、からだの目覚めがさらに進みます。
‟新鮮なエネルギーに満ちたからだで春を満喫。
スムーズな骨盤の動きがポイント。”