魅惑のランジェリーエッセイ 上流下着のつどい Upper Inner Salon|ワコール

27 Jul, 2022

着る、見る、学ぶ、クールビューティな夏へ。

Yue(ユエ)でかなえる真夏のクールビューティ

33GROUPインナーキャミソール付きトップス+オリエンタルなスカート/34GROUPバックスタイルが美しいロングスリップ
33GROUPインナーキャミソール付きトップス+オリエンタルなスカート/34GROUPバックスタイルが美しいロングスリップ

 いよいよ夏も佳境ですが、今回のテーマは涼しげな「クールビューティ」。この言葉の元祖といえば、モナコ公妃になった女優のグレース・ケリー。エルメスのケリー・バッグの由来としても知られる人ですが、同時代のマリリン・モンローのセクシーさに対し、知性と気品に満ちた美貌がクールビューティと賛美されました。まだまだ暑さが続く中、外見も内面も彼女のような美しさに近づけたら。そんな願いを込めて、とっておきのファッション&イベント情報にアクセスしていきましょう。


 まずはYue(ユエ)のコレクションから、クールビューティな夏スタイルをセレクトしてみました。33GROUPのインナーキャミソール付きトップスとフレアースカートの組み合わせは、オリエンタルなエンブロイダリーレースが美しく、計算された透け感とシルエットに気品があふれます。一方、バックスタイルが印象的な34GROUPのロングスリップは、透けにくいジョーゼット素材を使用。程よいストレッチ性が肌にここちよく、クールなサマードレスとして活躍しそうですね。

涼しげにバストをメイク(左)33GROUPホワイト/(右)34GROUPアイボリー

 また、胸もとのタッセルがアクセントになった33GROUPのブラは、クリーンな白のエンブロイダリーレースが織りなすスカラップの曲線が、デコルテに映える逸品。夏らしいデザインの34GROUPのブラは、リゾートシーンになじむアイボリーホワイトで、3本の華奢なストラップと、バスト下に連なる優美なアップリケに魅了されます。どちらも、やわらかく伸びのある素材を使用し、肌に軽やかにフィットしながら谷間を美しくメイクしてくれます。

日常を豊かに彩るYue公式アプリ

 昨年夏にデビューしたYueは1周年。このブランドを通じて、ランジェリーの美しさとここちよさを知ったという方も多いのではないでしょうか。そんなYueの魅力にいつでも触れることができるのが、Yue公式アプリです。美しいものを見る習慣は、せわしない日常をクールダウンし、心身をリフレッシュさせてくれるのでおすすめ。「美を見る力を保ち続ける者は、決して老いることがない」(出典:心に響く英文フレーズ 1200/ブティック社)とフランツ・カフカも言っています。


展覧会や講座で美のセンスをみがく

ドレス(部分)1831年 ©京都服飾文化研究財団、畠山崇撮影

 美しいものを見るために足を運ぶなら、今夏は、ワコールが活動を支援しているKCI(京都服飾文化研究財団)が出展協力している2つの展覧会にぜひ。ひとつは、20世紀で最も影響力があった女性デザイナーといわれるガブリエル・シャネルの軌跡をたどる回顧展。リトル・ブラック・ドレスやシャネル・スーツをはじめ、新しい女性像を先導した数々の作品が展示され、贅沢な気分に。KCIからは7点の作品が出展されています。レトロなレンガ造りの建物が目を引く東京・丸の内の三菱一号館で、9月25日まで開催中です。
 「ガブリエル・シャネル展 MANIFESTE DE MODE」
会場:三菱一号館美術館 会期:2022年6月18日(土)〜9月25日(日)
https://www.kci.or.jp/information/2022/06/manifeste_de_mode.html
 もうひとつは、1910年代から30年代にかけて西欧を中心に世界各地で現れ、互いに影響を与えあった「モダン」の様々な形を紹介する展覧会。家具、食器、ドレス、テキスタイルなど生活全般に関わるデザインを俯瞰でき、KCIからはポワレのドレス、ランヴァンのドレス、パニゾンの帽子、デュナンのシガレット・ケースなどが出展されています。日本で最も美しい美術館という呼び声も高い、愛知県の豊田市美術館で9月4日まで開催中。機能的なモダニズム建築と庭園は一見の価値ありです。
 「交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー」
会場:豊田市美術館 会期:2022年6月7日(火)〜2022年9月4日(日)
https://www.kci.or.jp/information/2022/05/collection_loan_the_polyphony_of_function_ and_decoration_in_toyota_city.html

話題のカルチャーを学ぶ ワコールスタディホール京都

 さらに、身近な美学を体得したい方は、実践的な講座に参加してみてはいかがでしょうか。「身体の美」「感性の美」「社会の美」の3つの美をテーマに多彩な講座を開いているワコールスタディホール京都では、色の不思議に迫るシリーズ講座を9月に開講予定。京都市内の大学で教鞭を執りながら染色業を営む青木正明さんが、色にまつわる話を、草木染めの実演も交えて多角的に紹介。天然染料に関する知識や染色技術をサロン形式で学べるそうです。
 古くから自然の色彩を衣服に染めてきた日本の染色は、世界に誇れる文化といえるでしょう。日本文化と植物を愛し、生け花や押し花を好んだグレース・ケリー公妃も、草木染めに関心を持っていたかもしれませんね。最後に、そんな彼女による、とびきりクールな言葉をひとつ。「内に秘めている何かがないと、私の人生は、ただの雑誌のレイアウトの一部になってしまう」(出典:VOGUE JAPAN)。真のクールビューティには、豊かな内面が伴うことが大事なのだと教えてくれる名言です。

Yue(ユエ)
https://www.yue-japan.com
KCI(公益財団法人 京都服飾文化研究財団)
https://www.kci.or.jp
ワコールスタディホール京都
https://www.wacoal.jp/studyhall/

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