魅惑のランジェリーエッセイ 上流下着のつどい Upper Inner Salon|ワコール

28 Sep, 2022

タイムレスな服と靴と下着を求めて。

ヨーロッパのラウンジウェアとランジェリーの魅力

HANRO(ハンロ) 2022年秋冬コレクション
HANRO(ハンロ) 2022年秋冬コレクション

 国内外でリアルなファッションショーを開催するブランドも増え、おしゃれを楽しむ気分がいよいよ盛り上がってきましたね。個人的には、1920年代のヨーロッパを舞台にしたラブロマンス映画『The Story of My Wife』を観たばかりということもあって、シックな着こなしに心惹かれます。映画の主役は、ボンドガールとしても知られるフランス人女優、レア・セドゥ。彼女のミステリアスな魅力を際立たせていたのは、クラシカルな建築やインテリアに似合う上品な装いでした。
 とりわけ印象的だったのは、からだの動きをしなやかに見せる室内着の数々。家の中でもおしゃれに過ごすという、いかにもヨーロッパらしい文化のルーツがわかったような気がしたのです。1884年スイスで創業し(※現在の本社はオーストリア)、メイド・イン・ヨーロッパにこだわってきたHANRO(ハンロ)のラウンジウェアには、そんな伝統が息づいているよう。2022年秋冬のテーマは「ライフ・イン・バランス」。一部の商品にはオーガニックコットンやメリノウールが使われ、リラックスタイムにもストリートにもおすすめです。


SIMONE PERELE(シモーヌペレール) 2022年秋冬コレクション

 この秋は、クラシカルな雰囲気を継承するインポートランジェリーも気になります。その筆頭というべきブランドが、コルセット・クリエイターだったマダム ペレールによって1948年パリに誕生し、パリジェンヌを魅了し続けてきたsimone perele(シモーヌペレール)。ヨーロピアン・エレガンスを基調に、モダンな要素をあわせ持つランジェリーブランドで、ほとんどのアイテムが単色であることも、シンプルで気品あふれるテイストにつながっています。
 2022年秋冬のテーマは、「ミステリアス・メランジュ」。クラシカルなデザインに幾何学柄などがミックスされた魅惑的なコレクションです。グラフィックからインスピレーションを得たレトロ調のレースや、波形の曲線を描くスカラップレース。そして、シルクの繊細な美しさをカッティングデザインで引き出したキャミソールとタップパンツ。これらのアイテムは、からだのラインに自信を与え、さりげない所作も女優のように艷やかに見せてくれることでしょう。



歴史に学ぶ不朽のエレガンス

サクセスウォーク 2022年秋冬コレクション

 さて、『The Story of My Wife』は、フットウェアの大切さを教えてくれた映画でもありました。中でも忘れ難いのが、レア・セドゥの登場シーン。寄港地のカフェに立ち寄った船長が「この店に最初に入ってきた女性と結婚する」と友人に宣言しますが、その後、アップで映し出されるのが、店内を歩く彼女の足もとなんですね。それだけで美しい人であることが想像できるようなクラシカルな黒い靴。1920年代に流行したという、ストラップがついたミッドヒールのパンプスでした。
 「いい靴を履いた女性は決して醜くならない」(出典:VOGUE)というシャネルの言葉なども思い出し、久しぶりにエレガントな靴を履いて秋の街を歩きたくなった次第です。ただし条件は、ラクに歩けること! そんな今の気分にぴったりなのが、ワコール人間科学研究開発センターの動作研究をもとに、歩きやすく疲れにくい靴を追求しているサクセスウォーク。秋冬コレクションは、落ち着いたデザインのプレーンなパンプスやブーツが揃っていて、長く使えそうなのもいいですね。


ワコールスタディホール京都/【KCIのファッション史講座】シャネルとスーツ〜大統領夫人からアイドルまで!フォーマルの大定番を学ぼう~前編

 1920年代は、シャネルの活躍が目覚ましかった時代でもあります。先日「KCIのファッション史講座」で、シャネルのスーツの魅力や特徴を学ぶ機会がありましたが、彼女の功績のひとつは、下着用素材だったジャージーをスーツに取り入れたことでした。具体的にはどんなものなのか? KCIアーカイブで1928年頃のデイ・アンサンブルをご覧ください。装飾を排したシンプルなデザイン、動きやすい伸縮素材、膝丈のスカートなど、当時は画期的だった機能美が、女性服の基本型になったのです。
 この講座は、オンラインでほかの参加者の意見なども知ることができ、楽しかったです。4枚の写真を見て「シャネルのスーツではない服」を当てるクイズなどは、思いのほか難しかったですが……。歴史を学び、細部の違いを知ると、ファッションには無限の面白さがあるんだなとわかりました。「流行は変化していくもの。だけどスタイルは永遠」(出典:VOGUE)というシャネルの言葉を噛み締めながら、時を経ても価値を失わない、タイムレスな装いを追求してみたいものですね。

HANRO(ハンロ)
https://www.wacoal.jp/import/hanro/
SIMONE PERELE(シモーヌペレール)
https://www.wacoal.jp/import/perele/
Success Walk(サクセスウォーク)
https://www.successwalk.jp/
ワコールスタディホール京都
https://www.wacoal.jp/studyhall/
京都服飾文化研究財団(KCI)
https://www.kci.or.jp/

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