下着の新調は、伝統行事?

いよいよ2012年。皆さんは、お正月に下着を新調しますか?
2011年1月のMyWacoalの調査によると、この質問に「はい」と答えた方は41%、「いいえ」が59%でした。新調派のコメントを読むと「毎年家族で新調してます」「母が毎年買ってくれます」「おばあちゃんから代々伝えられて」など、大半の方が毎年恒例の行事としてとらえているのが印象的でした。この時期ならではのセールを利用するケースも多いようですね。
新調する理由としては「福がきそうな気がするので」「HAPPYオーラをまとって新年のスタートです」「心も体も引き締めるために毎年買います」などなど。「31日の夜お風呂に入ってから新しい下着をはきます。良い初夢が見れそうで」や「大晦日、枕元に新しい下着を置いて寝る」という回答には、日本古来の美意識が香ります。
一方「いいえ」のコメントを読むと「お正月というよりも気分が女子になったときに新調します」「シーズンごとに新調している」など、別の機会にしょっちゅう買っているから、あえて新年に買うことはないという回答が目立ちました。中には「そんな考えがあるなんて知りませんでした!」「世間にはそんな人もいるのかと思いました」「これからやってみたい!」「来年は意識して新調したい」という方も。アンケートによって改めて意識され、受け継がれていく伝統もあるんですね。
そんな中、「お正月は家でゴロゴロ過ごすことが多いので、新しい下着を着けるのはもったいない気がします(笑)」というコメントは何だかリアル。「お正月に間に合わないときは立春に新調します」もほほえましいですね。チャンスはまさに一年中。いつだって、その気になれば心機一転できる下着ってすばらしいなと思います。
イタリアの赤、ブラジルの白。
色やデザインについてはどうでしょう。「真っ赤な下着で年越しです!」「新年は白い下着で迎えるとよい、と聞いてから白が多いです」のほか「その年の開運カラーと元々のラッキーカラーの下着を買うのが恒例です」。さらには「サルートの新しいブラとショーツで新年を迎えるのが、習慣になりました」というマニアックな方も。
新年の下着の色として有名なのは「イタリアの赤」と「ブラジルの白」でしょう。イタリアで赤といえば愛と情熱のシンボル。ネガティブなエネルギーを浄化する意味があり、新年は赤い下着だらけ!
ブラジルでは白が神聖な色とされ、新年は白い下着と服を着るのが恒例とか。紅白といえば日本でもおめでたく、お正月っぽい人気のカラーですよね。
激動の年であった2011年をふりかえると「新しい年の始まりということで、全てを0(ゼロ)にリセットし、新たな気持ちで再スタートをしたいので、下着を新調し、見えないところから気分を変えていきたい」というコメントが重みを増してきます。私たちは日頃、とりあえず見えるところから変えようと思いがち。まずは見えない部分から変えたいという思いには、新年にふさわしい豊かさとゆとりが感じられますね。
新しい下着は、ゆったりとした時間の流れとともに身につけたいもの。焦りやプレッシャーとは無縁のまっさらな気持ちが、幸運を呼ぶのだと思います。写真でご紹介したのは、新しい風を運び、見ているだけで清々しい気分になれそうな紅白ランジェリー。2012年が皆さんにとっていい年になりますように!

胸元と裾のカーブラインにチュールアップリケが映える美しいスリップ。
サイドにストレッチ素材を使い、すっきりとしたシルエットを実現しました。
(右下)ルジェ キャミソール CCA217 RE/IV ¥8,925
フィット&フレアーのベビードール風シルエットがロマンチック。
ストラップと後ろ中心にあしらったアップリケもポイントです。
(右上)ララン キャミソール CRA166 RE/WH ¥5,250
繊細なネット変化編みレースとドットチュールの組み合わせが新鮮。
スワロフスキーのチャームにサテンリボンを合わせた前飾り付き。
■ ラゼ オフィシャルサイト:https://www.wacoal.jp/lasee/
■ ルジェ オフィシャルサイト:https://www.wacoal.jp/lge/