サルートの新しい魅力を発見
2020年2月11日、青山のスパイラル内にあるレストランバーCAYで「サルート ヒロインパーティ」が開かれました。この日限りのスペシャルなイベントに招待されたのは、抽選で選ばれたラッキーなサルートファンの皆様。会場には、さまざまな物語のヒロインをテーマにした今シーズンのコレクションが飾られ、オリジナルスウィーツやドリンクとともに、ダンスやトークショーを楽しめる趣向。参加できなかった方にも気分を味わっていただけるように、今回は、そのエッセンスをお伝えしたいと思います。
圧巻だったのは、振付師MIKAさんの演出によるダンスパフォーマンスでした。多彩なコレクションアイテムをまとった3人のダンサーが、次々とコーディネイトを替え、ステージと客席とお立ち台をしなやかに回遊。ラテンポップなどノリのいい音楽とともに情熱的なダンスで魅了してくれました。サルートとダンスのコラボなんて貴重な体験。ときにパワフル、ときにエレガントな動きを全方位から見ることで、新鮮な魅力を満喫することができました。
ヒロインというテーマにふさわしい気高さに感銘を受けたのは、アメリカ南部を舞台に、美しい主人公が力強く生き抜く物語から着想を得たグループ(24G)です。風に揺れる大草原をイメージしたという軽やかなレースは、奥行きを感じさせるカラーリングがステージに映えていました。ライトグレーの繊細なレースから、深みのあるシックなグリーンが透けて見えるんですね。ブラもショーツも細部に気品があふれています。
また、ブラとボーイレングスショーツにキャミソールを重ねたコーディネイトにも、思わず目が吸い寄せられました。薄いヴェールをかけたようなニュアンスが、さらなる奥行き感を演出。目の前のお立ち台でダンサーがポーズを決めるたびに、ディテールの魅力にドキッとさせられますが、裾に揺れるアップリケの美しさは特筆もの。バックスタイルも計算されており、ヒロインの揺れ動く心の変化が見えるようでした。
好きなブランドを味わい尽くす幸せ
今シーズンのコレクションは、日本のヒロインもテーマになっています。平安貴族の愛の物語から着想を得たグループ(23G)は、絵巻物の世界を思わせるプリントと、白いスティックレースの組み合わせが華やか。ストラップのレース部分だけをオフショルダーにした、キャミソールの着こなしもキュートでした。このストラップは、クロスバックにもできるほか、取りはずしてショーツにつけたり、チョーカーとしても使えるなど、アクセサリーとして思いのままに遊べるのです。
一方、ベトナムを舞台に繰り広げられるロマンスから着想を得たグループ(29G)は、艶やかなアジアンテイストのカラーがエキゾチック。コケティッシュなダンスを引き立て、熱い視線を集めていました。にじみ感のある大きなバラのアップリケと、コロニアル建築を思わせる幾何学模様のレースのコントラストが、何ともドラマチックですよね。どの角度から見ても美しいスリップは、さらっとまとうだけで女度を上げてくれそうな逸品です。
ダンスの後は、サルートのチーフデザイナー、小島さんのトークショーでした。テーマやデザインがどのように生まれるのかなど、アイデアの源泉にまつわるお話が聞け、この日のために小島さん自らが縫製したという夢のようなドレスも披露されました。ちなみに、今シーズンおすすめのブラは、バストにピタッとフィットする「リッチヴェールブラ」。バックは3段階のパワー切り替えレースになっており、脇から背中をきれいにスムージングしてくれるそうです。気になりますね。
「サルートを通して、洋服ではできないチャレンジをしたり、遊んだりしてほしい」と小島さんは言います。そう、真のヒロインは、現実の世界でランジェリーを愛する私たちなのですね。身につけるだけで、日々の気分を劇的に変えてくれるサルートの効果。その秘密にふれることができたのは、今回のパーティの収穫でした。ブランドのファンになることは、魅力を深く知り、効果を実感し、メリットを余すところなく享受すること。ヒロインというテーマは、この春、一人ひとりの人生で花開きます。
Salute(サルート)
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