デコルテの女王が来日。

オレンジのパイピングがスタイリッシュなブラ。ネックとブラをつなぐセクシーなレースの装飾はインパクト大。(2011年1月下旬発売)
イタリアの女優ソフィア・ローレンが「高松宮殿下記念世界文化賞」を受賞し、10月中旬に3度目の来日を果たしました。1951年からずっと現役であり続け、3年前にはピレリのカレンダーで下着姿を披露。カトリーヌ・ドヌーブより10才年上の76才とは思えないスタイル抜群の長身とテラコッタ肌は今も健在でした。トレードマークともいえるデコルテを大胆に見せるファッションも、もちろん不滅です。
ソフィア・ローレンの魅力を堪能できるおすすめの映画は、1963年の「昨日・今日・明日」。マルチェロ・マストロヤンニと共演した3話オムニバスで、子だくさんのナポリの女、ミラノの富豪の人妻、ローマの高級娼婦という3つのキャラを熱演。ファッションによって変化するデコルテの表情には、誰もが釘づけになることでしょう。
ソフィア・ローレンのデコルテは、前方にパーンと張り出した豊かなバストがあってこそですが、私は2011年春夏のプレタポルテコレクションを見て「たとえ胸がなくてもデコルテは魅力的に演出できる」と確信しました。なぜならコレクションに登場するスーパーモデルの多くは、バスト小さめのスレンダーボディなのですから。
ミラノではロベルトカヴァリやエミリオ・プッチが独自のデコルテ見せファッションを展開していましたが、注目すべきはパリコレ最終日のエルメス。JPゴルチェによる最後のコレクションでしたが、ウエストに巻かれたベルトがブレスレットや靴、バーキンのベルトと共鳴。さらにデコルテにもベルトをクロスさせるなど、乗馬のエレガンスを体現しながらもボンテージ系のフェチなディテールが秀逸でした。

黒のシンプルな上下。バストの中央をY字型に吊るガーターベルトのようなストラップが小悪魔的。(2011年4月下旬発売)
谷間だけじゃないデコルテの演出。
下着によるデコルテ演出といえば、これまでは「ブラのちら見せ」「谷間見せ」「ストラップ見せ」などが主流でした。しかし、来年は下着の世界でも、もう一歩ファッションに踏み込んだ新作が登場するのです。フランスのランジェリーブランド、IMPLICITE(アンプリスィット)のコレクションをご覧ください。来シーズンのモードを下着で取り入れるなら、おすすめのアイテムです。
首から下げるネックレスといえば、一般に不安定なゆれを楽しむものですが、ブラと一体となったデコルテの装飾は、上から吊る感覚でボディにフィット。上向きの重力と共に、セクシーなガーターベルト的ニュアンスが生まれます。
写真の2点のブラは、合わせるアウターによって見え方が変わり、何通りにも楽しめること間違いなし。デコルテとは首、肩、鎖骨、胸元を含む、起伏に富んだ広いエリアであることを改めて実感できることでしょう。自分のアピールポイントは、はたしてどの辺なのかを発見するヒントになりそうです。
わかりやすいシンボルとは異なる、未知の可能性を秘めたデコルテは、人目につきやすく磨きがいのある部分でもあります。ワコールと資生堂が共同開発したバスト用美容液「ナイトBジェル」は、そんなデコルテのケアに最適。毎日のお手入れの積み重ねで、ソフィア・ローレンのような不滅のデコルテを目指そうではありませんか。

ヒアルロン酸とコラーゲンが肌のキメを整え、内側からハリと弾力をキープするバスト用美容液。
ネットワーク成分PVAのベールで、外側からもハリを与えます。さらっとした感触ですばやく浸透し、ほのかな香りもGOOD!