魅惑のランジェリーエッセイ 上流下着のつどい Upper Inner Salon|ワコール

25 Jan, 2011

イケメンにあげたいモノ

バレンタインにモテる男。

 バレンタインデーが日本で定着したのは、チョコレート好きの女性が多いからだと思います。試食したり、自分の分も確保しながらあれこれ選ぶのは、まさに至福のひととき。彼の好みのリサーチは二の次で、美味しさや可愛らしさを基準に「自分のハートを射止めたチョコ」をプレゼントする女性が多いのではないでしょうか。
 一方、メンズグッズなどを贈る場合は、自分で使うことがないため選択が難しく、「気に入ってもらえるか?」というプレッシャーも。このような事情から、女たちは、気軽に楽しくお買い物できるチョコレート売り場のほうに走りがちです。

 しかし私は先日、ワコールの「ウンナナクール」から生まれたブランド「ランチ」のお店に女たちが群がっているのを見て、「ここはチョコレートショップか!?」と思ったのでした。レディースのみならず、メンズの下着やカジュアルウェアもいろいろあるのですが、その可愛らしさといったら。
 メンズショップでメンズ下着を買うのは緊張するものですが、「ランチ」はなんて買いやすいのでしょう。自分のを選ぶついでにお揃いの柄のメンズも一緒に、と。「こんな可愛いデザイン、イケメンにしか似合わない!」と私は心の中で叫びましたが、可愛いものを気軽にプレゼントできる男性は、それだけでポイントが高いことに気がつきました。つまりイケメンにはもともと、女が自然に貢ぎたくなる素養があるのです。

イケメン研究は奥が深い。

 イケメンという言葉は10年ほど前から普及。今では広辞苑にも掲載されていますが、イケメン評論家の肩書きを持つ小説家、内藤みかさんの著書『イケメンと恋ができる38のルール』によると、その基本的定義は「顔立ちが美しく、異性の目を引く18〜35歳の男性」。Tシャツやタンクトップ、トランクスなどのアンダーウェアにこだわり、着心地を重視。やさしい風合いのものを好む人が多いということです。
 また、イケメンはキャンドルや花束、スイーツなど女性が喜びそうなものを好む傾向も。仕事に自信がなく、今がルックスのピークで将来的にはどうなるかという不安もあるため、キャリアと経済力がある年上の女性、しかも彼らのプライドを傷つけることのない優しい言葉づかいの女性を求めているのだとか。

 イケメンブームとは、就職難の時代に不安を抱える男たちのサバイバル現象なのかもしれません。頼れる人間にサポートしてもらい、生き残り、世界を広げるためには、とりあえず髪や肌やスタイルを整え、上手に甘える能力が不可欠ですから。今年はあなたも、そんなお気に入りの身近なイケメンに、とっておきのスイーツやアンダーウェアをプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
 ただし、イケメンはたくさんのものをもらい慣れているので、普通にプレゼントをあげたぐらいではあまり反応してくれないようです。前述の本によると、夢を叶えるような「効能がありそうなもの」を選ぶのもひとつのポイントだそう。着心地がよく、運気を上げてくれるに違いないポップな色柄の「ランチ」のウェアは、その点、イケメンに喜ばれる鉄板アイテムであると確信します!

『イケメンと恋ができる38のルール』内藤みか(KKベストセラーズ)

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