リバーシブルの水着をつれて旅へ。
1月24日、西武渋谷店・モヴィーダ館で行われた新作水着ショーを見に行ってきました。まだまだ寒い季節に水着と聞くと、以前は驚いたものですが、お客様の需要を考えると、ちょうどいい時期といえるかもしれません。最近は3月に海外旅行へ行く人が増えており、リゾート用の水着は、早い時期から売れる傾向にあるのです。
その日はショーに先立ち、三愛水着楽園のイメージガール就任記者会見が開かれました。今年のイメージガールは、明るく元気な17歳の高校2年生、黒木麗奈さん。身長は、同じ事務所の先輩、菜々緒さんと並ぶ172センチ。2010年に三愛水着イメージガールをつとめた菜々緒さんには、小学生の時からずっと憧れていたといいます。そんな麗奈さんを含め9人のモデルたちが、水着やリゾートスタイルを披露してくれました。
今年注目の水着は、2wayに着こなせるリバーシブルブラ。独自開発のパッドは、ブラに入れたまま裏返してもしわにならないのです。サイドのポケットには、ボリュームパッドを入れることも。この水着がよく似合う麗奈さんは、まさに今年の主役。リーフモチーフのプリント柄から、ピンク1色のオリジナルリブ素材への変身で、新鮮な魅力をアピールしていました。この水着、旅行に持っていくのに本当にいいですね。
新しい水着の傾向はほかに2つあり、ひとつがノンワイヤーブラ。つけ心地がラクでバストを程良くホールドするノンワイヤーは、下着のブラでも大人気なので、自然な流れといえますね。ふたつめは、なぜか好景気の年に売れるというワンピース。バブル期にはハイレグワンピースが流行しましたが、90年代以降はセパレーツやビキニが主流に。去年あたりから再びワンピースが売れ始めているようで、そのピークがいつになるのか興味津々です。
何通りにも着られるって、うれしい。
ショーで注目を集めていたもうひとつの2wayブラが、両サイドにリボンがついた黒のバンドゥビキニ。ショーでは、リボンを腕に結んだオフショルダー風の着こなしでしたが、左右の腕のリボンをほどき、ボディの前後に結び直せば、大人っぽいゴージャスな雰囲気になります。前リボンはブラ中心の輪に通し、後ろはそのまま結べばOK。リボンが好きな方には、たまらないアイテムではないでしょうか。ブルーとブラウンもあります。
バストをふわっとカバーするフレアトップや、キャミソール感覚で着られるシャーリングビスチェなど、街着のような水着が、今年はますます人気。ロングパンツやパレオと合わせれば即、お買い物に行けそうですね。インスタ映えはもちろん、水着なので耐久性に優れ、バックデザインやウエスト細見せなどの工夫もいっぱい。ヨガウェアやリゾートウェアとして着る人も増えています。もはや泳がない人も水着、スポーツしない人も水着、です!
水着の街着化と同様、下着もアウターとしての広がりを見せている今。ジャケットのインとしてチラ見せするといった「控え目な見せ下着」のレベルをはるかに超える、楽しい時代が始まっています。ランジェリーを日常のドレスアップアイテムに昇華させるトレフルのランジェルックや、繊細なレースの重ねをドレスやスカートに仕立ててしまうワコールディアはその一例。下着は、自由なアレンジの喜びを味わえるジャンルになったのです。
サルートからは3月、久しぶりとなるビスチェが登場。サルートらしいフェミニンさが凝縮したアイテムです。胸もとは上品なプリーツで、裾はボディにすっきりなじむレース仕上げ。ガーターベルト、ストッキング、ショーツとコーディネイトすれば、もちろんパーフェクトですが、どう見せるかも考えてみたくなる。薄着になる季節はコーディネイトの楽しみが減ると思っている方は、下着や水着の世界にぜひ、目を向けてほしいなと思います。
■三愛水着楽園
https://www.san-ai.com/rakuen/
■サルート
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