パワフルなイエローと、自然界のエレメンツ。
肌に感じるやわらかな空気、新鮮な草花の香り、なんとなくそわそわする胸の内。気がつけば、そこここに新しい季節が芽ばえています。いつものメイクに新色をひとつ加えるだけで、華やいだ気分になる今日このごろ。ランジェリーの世界でも、春らしいトレンドカラーが、私たちのこころとからだを活き活きと輝かせてくれそうです。今回は、そんな2022年の春を彩る4つのキーカラーをご紹介。あなたの深層心理にフィットし、元気にしてくれるのは、どんな色でしょうか?
さて、ひとつ目のキーは「ポジティブカラー」。前向きな気持ちになれる暖色の中でも、エネルギッシュなイエローは、この春のいちおし。3月8日の「ミモザの日」をきっかけに、ますます視線を集めそうなカラーですね。サルートからは、花々が砂漠を埋め尽くすチリの自然からインスピレーションを得たコレクション、パルファージュからは、幻想的なグラデーションでオーロラの光を表現したコレクションが登場。来たる夏に向け、パワフルな黄色で気分を上げてみてはいかがでしょうか。
2つ目のキーカラーは「ナチュラルエレメンツ」。自然界にある普遍的な要素を想像させるカラーです。地球環境に配慮したサステナブルなものづくりへの関心が高まる中、自然を大切にし、リスペクトする思いを込めた色が注目されるのは、必然の流れかもしれませんね。たとえば、解放感あふれるやさしい空のブルーと、こころを落ち着かせる温かい大地のブラウン。この美しい2色を展開しているのは、1月にデビューしたばかりの「L∞Ping(ルーピング)」です。
L∞Pingのブラは、製造過程で発生する工場屑や残糸をリサイクルした糸を商品の約60%に使用。将来的には製造した商品を回収して再資源化し、ブラに生まれ変わらせる「商品循環」を目指しているそうです。さらに、ブラのデザインや設計は、ワコールの過去の知見を活かし、今の時代に合わせてリメイクしているというのも素敵な試みですね。4月には、追加の4色が発売予定。既存の2色と同様、自然界の普遍的なカラーで展開されるとのことで、今からとても楽しみです。
Yueでまとう、春のエッセンスと輝き。
3つめのキーカラーは「イノセントフラワー」。咲きたての無垢な花を思わせる色彩です。たとえば、訪れる人を癒し和ませるボタニカルガーデンをイメージしたYueのコレクション(70 GROUP)。たおやかに咲く草花一枚一枚を繊細な刺繍で表現したケミカルレースと、気高さを感じさせるリバーレースの美しさといったら。甘い香りのライラックを想像させるピンクパープルは、花のエッセンスだけを写しとったようなピュアなカラーで、肌にここちよく溶けこみます。
また、ハクモクレンの花のような白のたたずまいにこころを奪われるのが、リゾートシーンのゆったりとした時間をイメージしたコレクション(31 GROUP)。ヨーロッパのビンテージレースをモチーフに、職人の手仕事を細かなステッチで表現したというケミカルレースの透け感は、ふれずにはいられない花びらのよう。3月14日のホワイトデイの由来は、マシュマロとも純愛ともいわれていますが、今年の春は、イノセントな花の美しさをまとってみませんか。
そして、最後のキーは「ジュエリーカラー」です。心身を整える色として人気急上昇中なのが、お守りのように身につけたくなるカラーストーンやジュエリーの色。3月の誕生石・アクアマリンのような透明感のあるブルーや、イエローダイヤモンドの輝きを思わせるつややかで魅惑的な黄色は、気分も運気も上げてくれることでしょう。着ごこちのよさに加え、精緻なレースのカットワークや、ガラス細工のように浮かび上がる繊細なステッチ模様は、Yueならではのこだわりです。
また、インナーに取り入れたカラーを、キャミソールやブラウスへと広げていけるのもYueの楽しみ。「よいものを長く愛していただきたい」という思いをベースに、ランジェリーの繊細なテクニックでつくられたYueのアウターは、肌にやさしくなじむ親和性もうれしいですね。インナーとアウターを通じ合わせることで、シナジー効果が生まれ、美しさは花のようになる。好きな色の花びらを1枚ずつ重ねていくように、春のファッションのパワーを楽しみましょう。
Salute(サルート)
https://www.wacoal.jp/Salute/
Parfage(パルファージュ)
https://www.wacoal.jp/parfage/
Yue(ユエ)
https://www.yue-japan.com