街がイベント化している。
2020年オリンピック・パラリンピックの東京開催が決定しました。招致委員会のメンバーによるプレゼンと決定の瞬間の興奮は、ブエノスアイレスからTVで生中継されましたが、メンバーが身につけていた島田順子監修のユニフォーム、そしてビームス制作のネクタイとスカーフが印象に残りました。勝負時における見た目の印象はとても重要。これまでのシックなデザインからスポーティへの路線変更が功を奏したものと思われます。
招致委員会のプレゼンは皆、素晴らしかった。日本語がほとんど使われなかったことに加え、オリンピックの第一公用語であるフランス語でのスピーチもポイントが高かったようですね。映像の中で競技会場を紹介した小谷実可子さんのドール的な可愛さのインパクトも、世界へのアピール材料になったはず。40代後半の女性がこんなにもフレッシュであり続ける国は、世界でも類を見ないのではないでしょうか。
さて、地球の裏側でオリンピックの開催地が決定する数時間前まで、現実の東京では、今年5回目を迎えるVOGUE主催の「FASHION'S NIGHT OUT(FNO)」が開かれていたのでした。表参道・青山・原宿エリアの583店舗が参加し、夜遅くまで盛り上がるイベントを私もじっくり堪能しました。ふだんはインターネットで気軽にお買い物できる時代だからこそ、このようなリアルに参加できるお祭りが待ち望まれているのでしょう。 スパイラルホールでは、世界最大級のテレビショッピングチャンネルQVCが、FNO特別番組として「スペシャルファッションショー」を公開生中継。入場フリーでTV制作現場の雰囲気を知ることができたのは貴重な体験でした。ホワイエでは関連グッズの展示販売やモエのシャンパンサービスも。私はIKKOさんおすすめのエチュードハウスの化粧品と防滴スマホケース、1000円オフのクーポンをいただきました。
目標はプラス？ マイナス？
イベントというのは、繰り返し開催されることで磨かれ、盛り上がっていくのかもしれません。FNOは昨年より参加店舗が100以上増えましたし、スパイラルホールでのQVCイベントも昨年に続いての開催。2020年東京オリンピックの開催は56年ぶりですが、前回の反省をふまえた招致の成功により、7年後という近未来が身近になってきたのは大きな成果です。子供の成長を楽しみにする人もいれば、語学をマスターしようと宣言する人も。 もちろん目標というのは、積み上げるだけのものではありません。7年という時間があれば、体重を7キロ減らすことも、ウエストを７㎝減らすことも無理じゃない。水泳のタイムを7秒短縮することだって、できそうな気がしてくるから不思議です。この際、少々大それたマイナスの目標に向かって、トレーニングプランやビューティプランを仕込み始めてもいいのではないでしょうか。
FNO当日、QVCのイベントとともに気になったのが、1階の「CW-Xコンディショニングストア」にディスプレイされていた水玉と星のお洒落なスポーツタイツでした。同じ柄のグローブやバフ、カラフルなスポーツブラやショーツも、スポーティな気分を盛り上げてくれそうです。チューブ状のバフは、ネックカバーやスカーフにもなるし、顔半分を覆うマスクのような使い方や、ヘアバンドのようなアレンジも可能。
「無限大のコンディショニングウェア」を意味するCW-Xで体を鍛えたくなりました。数値を意識しつつも数値を超えた境地に達したいと思ったのは、先日アパレルメーカーの社長にインタビューした際「日本のビジネスマンを世界がマネするお洒落な男たちにしたい！」と熱く語るのを聞いたから。無理でしょうと一瞬思ったけれど撤回します。日本中が「お洒落」という究極の目標を掲げ始めたら、きっと7年後の日本の風景はずいぶん変わると思うから。
■スパイラルビル：https://www.spiral.co.jp/
