19 Jul, 2019

アンビバレントな私を表現する。

ワコールディアの「コントラスト」で新しい自分へ。

「コントラスト」をテーマにしたワコールディア2019年秋冬コレクション (嵯峨菊のコレクションは11月発売)
「コントラスト」をテーマにしたワコールディア2019年秋冬コレクション (嵯峨菊のコレクションは11月発売)

 毎日、服を選ぶとき、迷いませんか? 赤と黒どちらにするべきか。カジュアルとエレガントどちらでいくべきか。昼と夜と別の予定があるのに、この服でいいものか......。周囲の目を気にせず、自分らしく装うだけなら簡単かもしれません。いえ、そもそも1人の女性は、聖女であり悪女でもある矛盾した存在なのだから、1つの服で自分らしさを表現することなんてできないのでは? しかし、ワコールディアの2019年秋冬コレクション「コントラスト」を見て、答えはあると確信しました。

 もともとワコールディアは、相反する価値を響き合わせる「クロスカルチャー」をコンセプトとするブランドですから、鮮やかなコントラストの表現はお手のもの。たとえば今回のコレクションには「日本の嵯峨菊」と「フランスのバラ」という和洋の柄のコントラストがありますが、日本の嵯峨菊はフランス風にみずみずしく描かれ、ひとつの柄の中にも和と洋の概念が存在するという具合。幾重にも仕込まれたコントラストによって、着る人を新しい次元に導いてくれるのです。

クラシカルな柄とスポーティなデザインの融合が新鮮(8月発売)

 ワコールディアでは4度目の登場となるジュイ(Jouy)柄のコレクションは、とりわけ新鮮に見えました。今シーズンは、緻密なモチーフの中にバラの花が描かれ、白と黒のコントラストやさまざまな形のコントラストが楽しめますが、それだけではありません。クラシカルな世界観を醸す、このオリジナルプリントを使ってデザインされたトップスが、スポーティな雰囲気なのです。「エレガントな柄×スポーティなデザイン」が織り成すコントラストに、すっかり魅了されてしまいました。

 ワコールディアのトータルクリエイター、神尾敦子さんはこう言います。「高く強い志を見つめるような部分と、深い静けさややさしさを備えている部分に、その女性だけの美しいコントラストを感じます」。女性の魅力とは一面的なものではなく、多面性こそが、その人の美しさなのですね。ひとつの自己イメージにとらわれず、多面的な自分にフィットする服を選ぶことは、ストレスなく快適に生きることにもつながりそうです。

自己表現に寄り添う服が、力をくれる。

バラ柄と豹柄のコントラストが斬新(9月発売)

 強さとやさしさのコントラストを、もっとも鮮烈に表現しているのは、今シーズンを象徴するオリジナルレースのコレクションでしょう。真っ赤な刺繍と黒の対比が美しく、赤と黒、柄と無地のコントラストともいえますが、刺繍で描かれているのは「クラシックなバラ柄」と「モダンな豹柄」。上半身はバラ柄、下半身は豹柄というように、クラシックとモダンのコントラストを楽しむことも可能で、女性の内なる二面性に寄り添い、さらなるシナジー効果を発揮してくれます。

 「自らの中に潜む、強さとやさしさのコントラストから生まれてくる女性の個性は、完成度が高く、とても素敵できれいだと思います」とは、神尾さんの言葉。「コントラスト」という言葉が定義するのは、2つのものを並べ比べる意味だけではありません。「対照をなす」「際立つ」というドラマティックな視覚効果を意味する言葉であることを思い出させるコレクションでした。

何げない日を美しくする「CŒUR SIENNE(クールジェンヌ)」(7月発売)

 今シーズンは、ベーシックな黒のラインアップ「CŒUR SIENNE(クールジェンヌ)」も登場しました。これは、ワコールディアのエレガンスを、より気楽にまとうことで、何げない日を美しくするというもの。高度な縫製技術でバストシルエットを魅力的に見せるなど、ブランドのこだわりが随所に盛り込まれています。トップスは「ロマンティック」「スタイリッシュ」「チャーミング」の3タイプ。毎日のコーディネイトに、さっそく取り入れたくなりますね。

 「何げない日を美しくする」って、なんだか心躍りますよね。何げない日に、自分とはかけ離れたイメージの服を着るのは勇気がいるけれど、安心感だけでもつまらない。チャレンジの要素を少しだけ取り入れることで、深みが生まれ、より遠くへ行けるのでしょう。着るものに迷うのは、幸せなこと。自信に満ちた人が、ふと心を揺らすとき、そこに、胸を打つ美しさが立ちのぼるような気がします。悩まなくなったら、むしろ危険かもしれません。

■WACOAL DIA(ワコールディア)
https://www.wacoaldia.com

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