一緒に登る大人へのステップ
母娘の「初ブラデート」に密着してきた
はじめてのブラを
お母さんと
買いにいこう
そんなこんなで話がまとまり、某日京都にて、とある親子の「初ブラデート」に密着同行してきました。
「ワコールには女の子のバストの成長段階に合わせたブラが揃っています。下着だけじゃなくパジャマなども販売していますよ」
「ひゃ〜!めちゃくちゃかわいいですねえ!」
「私の子どもの頃は、こんなにかわいいデザインはなかったです」
「かわいらしさだけではなく、肌ざわりのよい素材を使ったり、やわらかいワイヤーを使うことで、着け心地を快適にしたりと、商品の機能にもこだわっています」
ワコールのビューティーアドバイザー(以下、BAさん)さんが丁寧に案内してくれるので、わからないことはどんどん聞いちゃいましょう。
「いま、乳首が痛くなったり胸のなかにしこりがあったりする?」
「痛くはないけど、ちょっとゴリゴリしたのがあるかも......」
「だいたい初潮の1年前くらいから胸の成長がはじまります。やわらかい不織布の裏打ちがついたブラなら、デリケートな胸をやさしく守ってくれますよ」
「そんなに前から兆候が現れるんですね......!」
今はキャミソールをつけている娘さん。お母さんと一緒に興味津々で販売員さんの説明を聞いています。
「裏打ちがやわらかくていいですね」
「体育の授業などで汗をかくことも多いので、吸汗性や速乾性にも優れていますよ」
「伸縮性もあってさわり心地抜群ですね。病みつきになりそう......。永遠にこの素材をフカフカさわるだけの仕事に就きたい......」
「そんな職種はありません」
お目当ての商品が決まったら、バストサイズの計測と試着を行います。
「やっぱり小さな女の子でも試着はした方がいいのですか?」
「そうですね!サイズの合わない下着をつけていると、必要以上に締めつけなどにより、バストの成長に影響することもありますから」
販売員さんの「試着が終わりましたよ〜」との声に、試着室を覗き込むお母さん。
「あ〜!いいじゃない!」
「つけ心地はどうですかー?」
「いい感じです!ピッタリって感じです」
「すごく似合ってる〜!かわいいねえ」
「お母さんがはしゃいでる感じ、めっちゃ微笑ましい光景ですね。よい!」
発育が進んできたらしっかりとワイヤーの付いたブラをつけましょう。成長期のからだに合わせて、ワイヤーのカーブが大人のものに比べると緩やかになっています。
「高校生のとき、よく脇にワイヤーが当たって痛くなっていたけど、これならそんなトラブルはなさそうだなあ」
サニタリーショーツも持っておこう
生理用のサニタリーショーツも売っています。
「生理はまだなんですが、持っていた方がいいのでしょうか?」
「生理がはじまってからでも問題ありませんが、事前に準備しておくと、心づもりもできたり、すぐに対応できたりするので、1枚くらいは持っておいたほうがいいと考えています」
「私は背が低いわりに生理が早かったんですよね。発育がいいタイプだったからなんですけど。周りに初潮を迎えた人が少なかったので、相談できる友達が少なくて困りましたね」
「うちの子は発育が遅いほうなんですけど、早くても早いがゆえの困りごともあるんですね」
「そうですね。そのときに母親がサニタリーショーツをプレゼントしてくれたのが、すごく嬉しかったです」
「このサニタリーショーツは両側にポケットが付いていて、ナプキンを入れることができるんですよ」
「それ便利なやつだ!子どもの頃って、生理なのが恥ずかしかったりするじゃないですか。なるべくナプキンを見られたくないというか。ポケットにナプキンを入れておけば、生理なのが友達に知られずに済んだので、多感な小学校時代は重宝しました」
「それはいいですね。いずれは買わないと......と思っていたので、1枚購入します!」
目移りするものばかりでお母さんも娘さんも悩んでいましたが、初ブラはパステルピンクの上下1セットと、サニタリーショーツ1枚を購入。
「一緒にブラを選んでいる姿が仲むつまじくて、お母さんと一緒に買いにいくことの重要さがよくわかりましたね。これは距離が縮まります」
「そうでしょう。初ブラ購入がいい思い出になれば、下着の購入やからだの変化を話しやすくなりますから」
ブラを買ったり、つけたりすることは大人の女性へ1歩近づいた証拠。ファーストブラの購入後は、せっかくなのでもう少し母娘デートを楽しみましょう。普段は知りえない娘さんの一面を見ることができるかもしれません。