TEAM BLOGチームブログ

  • HOME
  • チームブログ

選手インタビュー 安藤 友香選手 パート2

2020年09月10日 | 栄養士の食事紹介

前回に引き続き、安藤選手のインタビューです。ワコールに入って、いろんな葛藤や変化があったそうです。これまでの経験をたくさんしゃべってくれました。
      
縮小版安藤②-①.jpg
     
『1日の練習時間はどれくらいですか?』
    
朝は普段4:40くらいには起きています。それから身支度をして5:00くらいにはストレッチとか体操を始めて5:20くらいからは、外で動き始めて5:50の全体集合に合わせます。7:30から朝食、9:00からは会社で勤務です。午後は勤務が14:00までなので、14:20には着替えて練習前の補強とかをスタートできるように準備しています。16:00くらいからポイント練習が始まり、練習は内容にもよりますが18:00くらいには帰ってきます。
    
『起床時間早いですね...。練習前の準備も念入りに行っているようですが、他にもチームで決まった練習以外で、行っているトレーニングはありますか?』
    
多分、補強とかウエイトトレーニングなどは一山とか他の選手のほうが多くやっていると思うのですが、私はフリージョッグのペースが速いほうなので、走る距離は多いかなと思います。マラソン練習中でなくても月間の走行距離は1000㎞を超えていますね。
   
ジョッグは高校の時からペースが速くて、その習慣が続いているんですよね。今でもペースを落としすぎると疲れやすく、身体に変な抵抗がかかるので速いペースで走るほうが気持ち良くできます。その速いペースのフリージョッグを続けることで足づくりをして、それが身体づくりの基礎になっていると思います。
マラソン練習中も、練習メニューの入っていない日でもジョッグは疲労回復の1つとして、完全に休むよりも良い気分転換になります。
    
縮小版安藤②-②.jpg
     
『ワコールに入って1年半ですが、チームはどうですか?』
    
みんな個性豊かでいいですね。年上年下関係なく、学ぶことが多いです。
今まで所属していたチームは駅伝がなくて個人のレースばかりだったので、高校ぶりの駅伝チームの雰囲気は良いなと思いますし、実業団の駅伝は新鮮に感じています。
    
会社の方も陸上部を応援してくれて嬉しいです。私は練習や試合などの遠征、合宿などであまり会社での仕事をしていないので、職場でどう思われているかな、と不安に思うこともあるのですが、いつも全力で応援してくださるし、課内のライングループでは私が試合結果を報告するより早く、職場の方が結果を入れてくださったり、いつもチェックして頂いて嬉しくて、ありがたいです。私は新卒での入社ではないので、不安があったのですが、不安をかき消すような良い職場の方に恵まれて感謝しています。
   
『ワコールに入って印象に残っている出来事はありますか?』
     
今年の名古屋ウィメンズマラソンですね。優勝できなかった悔しさはあったけれど、今の自分ができる最高のパフォーマンスが全てできたことで、悩んできたことから脱出できたなという、今までとは違う嬉しさがありました。
    
ando_PKT203080734.jpg
     
マラソン前のアメリカ、アルバカーキでの合宿では高いレベルの練習ができないことも多く、悩んでいました。走れない自分に納得できず、名古屋で情けない姿を見せたくないとか、その時の自分を受け入れることが難しく、嫌な自分を見ないよう逃げていたのですが、監督に「そんな自分を認めろ、それが今の自分だ」とはっきり言われました。それが、ちょっとずつ受け入れるきっかけだったと思います。言ってもらえてよかったです。
     
それから名古屋ウィメンズの当日は今出来る自分を全て出そうと決めて走ることができて、すっきりしたというか、何か脱ぎ捨てて脱皮したような気持ちになりました。
     
ando_PKT203080702.jpg
       
最近は、仲の良い友達にも「変わったよね、いい意味で」と言われたことがあります。これまでは自分を強くみせなきゃいけないと考えていて、自分とは違う自分を作っていたかなと思います。周りに嫌われたくない、良く見られたい、高校の時は監督の理想の自分でいなきゃ、と考えていました。そうすると、自分の意志がなくなってしまって、ふとしたときに、自分が何をしたいのか、わからなくなることもありましたが少し変わってきたと感じています。
これまで前のチームの監督とか、周りにはたくさん迷惑かけて、本当に申し訳なかったのですが、今はありのままの自分が出せている気がします。
自分の思っていることとか、考えていることを周りに伝えることは大変ですが、大切なことだと思います。
    
『今後のレースに向けての課題はありますか?』
      
開催されるかわからないのですが、世界ハーフで勝負できるようになりたいですね。
走りの課題としては、レースは前半、中盤、後半とあるのですが、中盤の苦しいときに前に出て、攻めていくことです。強い選手はそこで攻めることができるので。
例えばインターバルの10本のうち、苦しくなる5~8本目で意識して練習する、フィジカルだけでなく、メンタルでも押せる強さを身に着けたいと思っています。
    
ワコールではいろんなメンタルの先生にもアドバイスをもらうのですが、話をしていると自分が大切にしている共通点がみつかるので、パフォーマンスにつながると思っています。
     
中田先生.jpg   
      
私は上のレベルまで行きたいときに、やるべきことを1個飛ばしでいこうとしたり、ネガティブに考えてしまうことが良くないのですが、チームではコツコツ前向きに努力する選手が多いので、見習いながら頑張ろうと思います。
    
本当に応援してくださる人が多くて、ワコールもですが、前の会社でも所属企業が変わったのに応援してくださる方もいるので、応援してくださる方にこれから恩返しができるといいなと思っています。
   
がんばります!
   
縮小版安藤②-③.jpg